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MAMIEとは

マミーイメージ

MAMIEは古いフランス語で「大切な人」という意味です。


名前の由来

なぜMAMIE(マミー)という名前でしょう? これには訳があります。
言葉の話せなかった5歳の安藤美紀(MAMIEの代表者)の家ににマルチーズの赤ちゃんが来ました。
当時の安藤美紀は“まみむめも”が一番上手く言えたので「マミー」と名づけられました。
そのマミーは安藤美紀の耳のように誰かが来たときや、お風呂があふれていることまで教えてくれました。小学校に上がり、まだ言葉が上手く話せない彼女にとってマミーの存在は大きかったのです。


そう、安藤美紀にとってはまさにマミーが聴導犬のような役割を果たしていたのです。
聞こえない子と家族をマミーがつなげてくれました。
聞こえる人と聞こえない人がつながっていけるように”マミー”を名前にしました。


MAMIEの夢

インクルーシブコミュニケーションがとれる世の中に。
インクルーシブコミュニケーションとは、相手の障害を受け入れ、お互い寄り添うことをいいます。
聞こえる・聞こえないに関係なく、お互い助け合えるような世の中をマミーは目指します。

 


代表 安藤美紀からのご挨拶

みなさん、こんにちは。特定非営利活動法人MAMIE(マミー)の安藤美紀です。

生まれつき聴覚障がい者の私は育った環境にいる人がすべて健常者だったため、常に考えは健常者と同じ考えで、他の障がい者と自分は同じだと思ったらいけない、 「私はきこえないけど、健常者と変わらないよ」という安心感を持とうとしていました。反面、私は聴覚障がい者なのに、微妙な気持ちでした。実際は健常者の中では明るく振る舞い、時には孤立しているような状態で学生時代を過ごしました。
社会参加をきっかけに、私ははじめて、多くの聴覚障がい者に出会い、ともに活動をするようになりました。私がありのままの自分の障害を受け入れ、向かい合うようになったのは仲間のお陰です。 仲間に会わなければ、私がこうした活動を始めることはなかったと思います。
MAMIEでは、聴導犬啓蒙活動として「きこえないことって?」「聴導犬って?」を広める講演をしています。また、「障がい者の学ぶ場」パソコン教室という場所を設け、「MAMIEの事業」として、イラスト漫画制作や冊子制作などを承りながら、「聴導犬・聴覚障害」を広めるために聴導犬講演・みきまる座による「絵・文字・手話・音楽」で奏でる『ユニバーサルデザイン演劇』の活動をしています。

1 聴導犬啓蒙活動の講演(学校・福祉学習・サークル・団体等)

聴導犬啓蒙活動の講演(学校・福祉学習・サークル・団体等)


2 聴覚障害・聴導犬の理解促進の為のユニバーサルデザイン演劇)

聴覚障害・聴導犬の理解促進の為のユニバーサルデザイン舞台)


3 パラパラマンガ動画・手話ソング(啓蒙活動)

パラパラマンガ動画・手話ソング(楽しく明るく啓蒙活動)


4 小冊子制作(イラスト・マンガでわかりやすく制作)

小冊子制作(イラスト・マンガでわかりやすく制作)


5 社会課題解決ワークショップ(災害・きこえないことって?を学ぶ)

社会課題解決ワークショップ(災害・きこえないことって?を学ぶ)


6 社会課題解決教室(パソコンで力を伸ばす、学校の遅れを戻す)

社会課題解決教室(パソコンで力を伸ばす、学校の遅れを戻す)


この1~6を中心に、マミーはNPO法人として仕事をしています。


MAMIEの役割は、さまざまなセミナーを開催することによって、健常者と障がい者が力を合わせながらフォローする重要な部分を担っています。

ハンディを持つ子供たちは大勢います。障害の有無に関係なく、学校になじめない子供たち。
MAMIEは社会参加できるようにフォローいたします。
ハンディがあるから「あきらめる」のではなく、「可能性」はある。ハンディを持つ子供たちはどうしても社会から孤立してしまいがちです。ハンディがあっても、個性があって当たり前。自信を持って自分の意見を主張できる場を広げていくこと。例えば、聴導犬を広める=聴覚障害を理解してもらうことと同じ。子供にハンディがあっても自分に自信を持てるように引き出していくことが私たちの役目です。
人生はたったひとつしかないもの。楽しく生きよう!


聴覚障がい者について

聴覚障害とは

聴覚障がい者は情報が不足している状況下におり(情報障害)、コミュニケーション障害という障害も含まれます。たとえば漢字を知っていてもふりがなを間違えることが多く、聞き間違い・思い込みがあります。それは聴覚障がい者にとっては当たり前のことであり、ふりがなを間違えたことを笑われて恥ずかしい思いをする人もいます。


インクルーシブコミュニケーションって知っていますか?

私だけが聞こえない子として生まれ、周りは聞こえる人ばかりでした。
当然、友達と遊ぶよりも一人で遊ぶことが多い想像力の豊かな子でした。
一般学校ではコミュニケーションが取れていなく、いじめが発覚しました。そこで私は母に助けを求めましたが、母は原因はあなたにある、どうしてこうなったのか、自分でよく考え、学校の先生と友達と話し合い、解決しなさいと言われました。
「お母さんは私のことがきらいなんだ」と私は落ち込んでいましたが、ペットのマミーが一緒に寝てくれて、心が癒されていました。マミーの慰めのお陰で「ま、いっか」と嫌なことをすぐ忘れるようになりました。
最終的に私は学校の先生と友達と話し合い、みんなと仲良くできるようになり、いじめが少なくなりました。
そのとき、私は自分の障害を理解してもらうのでなく、「お互い寄り添って自分も一緒に解決していく」ということを学びました。
これをインクルーシブコミュニケーションといいます。
聴導犬は日本ではまだまだ広まっておらず、聴導犬同伴を飲食店に拒否されることは少なくないのですが、そこでも「インクルーシブコミュニケーション」を活かしてお店の人と交渉しながら、お互い理解し合えるまで時間をかけてお話ししています。最終的にはお店に入れてもらえるので私は怒らない、最初からニコニコしながら笑顔で対応できるように心がけています。
その経験を活かし、講演などで伝えることは、皆さんと共に理解し合い、聴導犬を知ってもらい、さらには聞こえない人のことを理解してもらえるきっかけの一つになります。
聞こえる・聞こえないに関係なく、みんなが平等であることを伝えていきたいと思います。

インクルーシブコミュニケーションに限らず、インクルーシブ教育・インクルーシブ防災を学びながら、良き世の中になれることをマミーは目指します。

特定非営利活動法人MAMIE 安藤美紀



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